FAQ

STUDY ABROAD from KYOTO UNIVERSITY

【留学準備編】

Q:自分に合った留学が何かを知りたいのですが、何から始めればいいかわかりません。

A:まずは「海外留学の手引き」や本海外留学ポータルサイトを隅々まで読んで、自分の学習計画に合う留学形態を見つけましょう。

Q:留学相談はどうすればできますか?

A:何から始めればいいかわからない方や、語学の勉強方法について悩んでいる方は、まずは国際教育交流課のピアチューターに留学相談をしてみましょう。予約不要で交換留学経験者に気軽に質問をすることができます(平日9:00~12:00、13:00~17:00)。国際教育交流課事務室を気軽に訪問してください。既に応募したい留学プログラムが決まっていて、職員に詳しい相談をされたい方はこちらから予約をお願いします。なお、相談内容によっては、ピアチューターとの面談を案内したり、メールで回答したりする場合もありますので、ご了承ください。

Q:留学相談ではどのような相談ができますか?

A:主に国際教育交流課が実施している以下プログラムについて相談ができます。

相談前にまずは「海外留学の手引き」を一読するようにしてください。この冊子を読めば当課で実施しているプログラムの概要がわかるようになっています。大学間の交換留学については交換留学説明動画をまずはご覧ください。なお、留学時期・単位認定・留年の可能性・部局間学生交流協定による交換留学は所属部局教務担当掛へ、就活との兼ね合いはキャリアサポートセンターへ相談して下さい。

Q:1年間の語学留学など、私費留学についての情報が知りたいです。

A:私費留学については国際教育交流課では紹介しておりません。ご自身で調べて頂くか、京大生協ショップルネにお尋ね下さい。

Q:今すぐには海外留学には行けないのですが、京都大学内や日本にいながら、疑似留学体験ができる方法はありますか?

A:日本語や日本文化等を学ぶため、1学期間、米国から京都に留学にくる学生と共に、米国トップレベルの大学の講義を京都市内で受講できる制度、「KCJS/SJC 英語講義受講制度」があります。また、本学でも、海外協定校からの留学生と本学学生との共学を軸とし、最先端の研究や日本の文化、社会、環境問題等多様な分野について学ぶことが出来る「京都サマープログラム」を実施しています。他にも、適宜、留学生との交流イベント等を実施していますので、積極的に参加してみて下さい。

Q:海外インターンについての情報が知りたいです。

A:国際教育交流課に案内チラシ等が届いた場合は、事務室前の掲示板に掲載することがありますが、機会は多くないため、ご自身でも調べてください。

Q:海外の大学院進学について相談したいです。

A:海外大学院への進学については当課から提供できる情報が非常に限られているため、以下に参考になりそうな情報収集や個別相談方法をご紹介いたします

海外大学院進学のための情報収集について
留学の全体像を掴んでいただく情報源として、日本学生支援機構(通称JASSO)が運営する「海外留学支援サイト」があります。こちらでは、国・地域別、留学の目的別、さらには奨学金や留学準備に関する情報などが網羅されていますので、一度覗いてみることをお勧めします。大学院進学に特化した情報としては、留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」のウェブサイトにある「海外大学院進学お役立ちガイド」をぜひご参考ください。

海外大学院進学のための個別相談について
進学先の検討にあたっては、志望先大学の決め方や留学準備などについて、所属学部(学科)に海外経験豊富な先生や先輩がいらっしゃる場合は、海外大学院進学を検討している旨を、一度相談されることをお勧めします。

海外大学院進学説明会等について
国際教育交流課でも定期的に学生主催の海外大学院進学説明会等の開催案内をKULASISやLINEで周知しています。そのような機会も活用してみてください。

Q:国際教育交流課の窓口はいつ空いていますか?

A:平日の9時~17時です。昼休みも空いていますが、担当者が不在の場合もありますので、予めご留意ください。

Q:語学の勉強はどうすればいいですか?

A:オンライン言語交換掲示板や国際高等教育院のi-ARRCを利用しましょう。i-ARRCでは外部講師を招いてのTOEFLスキルアップセミナーの開催や、スペイン語・ドイツ語・フランス語等の会話クラブの実施、更には英語学習の相談窓口なども提供しています。また、大学図書館ではTOEFLやIELTS等の問題集を借りることもできますので、ぜひ利用してみてください。

Q:留学経験者の話を聞くことはできますか?先輩の連絡先を教えてもらえますか?

A:交換留学経験者である国際教育交流課ピアチューターから体験談を聞くことができます。また、こちらからは交換留学経験者のインタビュー動画を見ることができます。特定の国や協定校への交換留学経験者と連絡を取りたい場合は、先輩に希望者の連絡先をお渡ししすることで、お繋ぎすることが可能です。その後、了承が得られれば直接連絡が入ります。希望する学生は、こちらのフォームから必要事項を入力のうえ、申請してください。なお、該当者がいない場合や、既に卒業されているなど、お繋ぎできない場合もありますので、予めご了承ください。

Q:〇〇の国は安全でしょうか?留学しても大丈夫ですか?

A:現地の安全情報については、外務省の海外安全ホームページや当該国・地域の大使館のホームページ等で確認してください。なお、京都大学では、外務省危険情報および感染症危険情報レベルが2以上の国・地域への渡航は原則不可としており、国際教育交流課課所掌の海外留学プログラムでの学生派遣は行いません。

【交換留学編】交換留学の基本について

Q:交換留学とはどのような留学ですか?

A:京都大学が海外の大学と結んだ大学間もしくは部局間の学生交流協定に基づいて、学生を相互に送り合う制度のことを言います。語学留学とは異なり、一定の語学力があることが求められ、協定校の正規生と一緒に科目履修や研究をします(協定校の学位取得はできません)。留学期間はおよそ半年~最長1年までとなっています。交換留学の特徴として、本学に授業料を納めることで、留学先の協定校への授業料は不徴収となります。また、協定校で得た単位を本学の単位として認定する単位認定制度もあります。こちらの動画で詳細を知ることができます。

Q:休学して交換留学に行きたいのですが・・・

A:交換留学中も京都大学へ授業料を納める必要があるため、休学して交換留学制度を利用することはできません。

Q:学内応募時や出願時に休学していても構いませんか?

A:交換留学開始時に復学するのであれば問題ありません。

Q:交換留学のスケジュールを知りたいです。

A:「海外留学の手引き」のP20を参考にして下さい。年2回募集があり、一次募集が例年2月頃から募集が開始され4月末が締切となります。5月に選考が行われ、6月に所属学部・研究科を通じて選考結果が通知されます。春学期開始者は、7月頃から順次協定校への出願が始まり、年明け頃から留学開始となります。秋学期開始者は、学内選考の後、半年ほど期間を空けて、年明け頃から順次協定校への出願が始まり、夏休み頃から留学開始となります。二次募集は例年7月末頃から募集が開始され10月末が締切となります。11月に選考が行われ、12月に所属学部・研究科を通じて選考結果が通知されます。協定校への出願は年明け頃から順次始まり、夏休み頃から留学開始となります。なお、学内応募の締切は、所属学部・研究科によって異なりますので、ご注意ください。

Q:交換留学に行く時期はいつが良いですか? 何回生で行く人が多いですか?

A:所属学部・研究科のカリキュラム、更には学科や研究室の方針などによって異なりますので、まずは教務担当掛や指導教員の先生に相談してみましょう。「海外留学の手引き」P23から、各学部での相談窓口を確認できます。全体的な傾向としては、学部3回生で交換留学に行かれる方が多いです。

Q:交換留学の単位認定制度について、詳しく知りたいです。

A:所属学部・研究科によって扱いが異なるため、教務担当掛に相談してください。

Q:交換留学へ行くと留年になりますか?

A:所属学部・研究科のカリキュラムや、留学期間によって異なりますので、教務担当掛に相談してください。

Q:交換留学へ行くと研究室配属はどうなりますか?

A:所属学部によって異なりますので、教務担当掛に相談してください。

Q:留年して交換留学に行くことは可能ですか?

A:制度上は本学に在籍している限りは可能ですが、所属学部・研究科によって留年に条件を設けている場合もありますので、必ず教務担当窓口にも相談してください。

Q:留学途中で卒業してしまう場合でも、交換留学に行くことは可能ですか?

A:不可です。留学期間中は必ず京都大学に在籍している必要があります。

Q:大学院に進学できるか決まっていませんが、応募可能ですか?

A:可能です。進学予定の研究科教務担当掛や指導教員の先生に、交換留学予定であることと、渡航時期を予め相談しておいてください。

Q:渡航時期と京大の試験期間が重複する場合、どうなりますか?

A:科目によって取り扱いが異なりますので、まずは所属学部・研究科の教務担当掛に確認して下さい。受験必須となった場合、協定校に遅れての到着が認めてもらえるか、事前に確認しておきましょう。オリエンテーションのみの欠席であれば認めてもらえる場合もありますが、初回授業にも間に合わないとなると、受入不可とする大学もあるので注意してください。

Q:帰国時期が京大の学期途中(5月等)になる場合、京大の授業はどうなりますか?

A:所属学部・研究科の教務担当掛にご確認下さい。

Q:学部3回生の秋学期から1年間留学に行くと、就活はどうなりますか?

A:まずは「どのような業界を志望しているか」「その業界では例年どういったスケジュールで採用活動が進んでいるか」など、ある程度ご自身で調べた上で、キャリアサポートセンターへ相談しましょう。

Q:交換留学先の大学はどうやって決めればいいですか?

A:交換留学に行かれた先輩たちの話を聞いていると、先生や先輩に相談して決めた方が多いようです。指導教員がいる方はその先生に、指導教員がいない方は、自分が興味のある分野に詳しい先生にアポイントを取り、相談してみましょう。なお、各学部には大学選びや学習計画について相談できる窓口を設けているところもあります。「海外留学の手引き」P23~25の②の連絡先に問い合わせてみましょう。また、世界大学ランキングを見て決められる方もいるようです。京都大学はトップクラスの大学と協定を結んでいますので、ランキングで目にする協定校も多いでしょう。

Q:協定校の資料はどこで見れますか?

A:オンラインにて公開しております。国際教育交流課の事務室前掲示板にてQRコードを読み取ることで、アクセス可能です。交換留学説明動画ページの一番下にもリンクが貼られています。

【交換留学編】応募について

Q:一次募集と二次募集の違いを知りたいです。

A:一次募集は、基本的には全協定校が募集対象です(一部枠数調整により募集がない協定校もあります)。また、春学期開始(1~6月)と秋学期開始(7月~12月)のどちらかを選ぶことができます。二次募集は、一次募集で枠が残った大学のみ募集がかかります。出発時期は秋学期開始(7月~12月)のみです。なお、新一回生は入学年の二次募集が最短可能応募となります。

Q:学内募集の開始はどこでわかりますか?

A:国際教育交流課のLINEアカウントを友だち登録しておくと、募集開始時に通知が届きます。また、KULASISに掲載する部局も多いので、まずはKULASISで所属学部・研究科毎の締切や注意事項などを確認して下さい。KULASISの所属学部・研究科の掲示板 > お知らせ > 教務・厚生情報(一番右側)のところに掲載されています。見つからない場合は、教務担当掛へ尋ねてみましょう。

Q:学内募集には早く応募した方が有利ですか?

A:学内選考は先着順ではないため、所属学部・研究科の締切に間に合うように応募してください。

Q:一次募集で、募集対象校に無い大学があるのはなぜですか?

A:交換留学は派遣と受入のバランスで成り立っています。協定校からの依頼等によりバランスを調整するために、派遣人数を一時的に減らしたり、ストップしたりすることがあるため、募集が無い場合があります。

Q:二次募集の対象になる大学はいつわかりますか?

A:二次募集開始(7月末頃)と同時に発表となります。事前には一切お答えできません。

Q:二次募集はどれくらいの大学数が残りますか?

A:二次募集でも多くの選択肢がありますが、英語圏を中心に一次募集では派遣枠が埋まる傾向にあります。

Q:学内応募で希望大学はいくつまで選べますか?

A:第二希望まで申請することが可能です。

Q:倍率はどれくらいですか?人気校はどこですか?

A:倍率は募集毎、または協定校毎によって異なり、1~5倍程度となっています。例年、英語圏に応募が集まりやすい傾向にありますが、前年度応募多数だった大学が、次年度は応募者無しといったケースも多々あるため、あまり倍率を気にしすぎず、あくまでご自身が希望する大学に応募することをお勧めします。

Q:学内選考では何を重視されますか?

A:申請書類の内容をふまえ総合的に判断されますが、まずは協定校の語学要件を達成できているかどうかが大事なポイントとなります。

Q:GPAはどれくらい必要ですか?

A:学内選考において出願資格に成績基準は設けておりませんが、良い成績を取っておくことにこしたことはありません。また、協定校では出願資格としてGPA基準を設けているところもあり、多くが3.0/4.0となっています(特に韓国・英国はGPAを精査する傾向にあります)。しかし、基準に満たないからといって一概に出願不可となるわけではないので、あまりナーバスになりすぎず、まずは応募してみてください。もちろん、学内選考通過後も日頃の勉学を怠らないよう、少しでも良い成績で協定校へ出願できるように努めましょう。

Q:留学時期や期間変更は可能ですか?

A:内定した出発年の間に留学を開始するのであれば可能です。年を跨いだ変更は不可です。

〇 2026年春学期開始 → 2026年秋学期開始
× 2026年春学期開始 → 2027年春学期開始

ただし、「条件付き推薦」の場合は、要件を満たしてからでないと変更は認められません。
また、期間の変更は後からでも可能です。2セメスターを1セメスター(または3セメスターを1 or 2セメスター)に短縮する場合は特に問題ないですが、1セメスターを2セメスター(または1 or 2セメスターを3セメスター)に延長を希望する場合は、協定校と要相談になるため、必ずしも了承が得られるとは限らないこと、予めご留意ください。いずれにせよ、期間変更を決められた時点で早めに国際教育交流課へ相談してください。

Q:途中辞退は可能ですか?

A:応募後の辞退は、原則不可です。健康上の理由等、やむを得ない事情を除き、自己都合による辞退は今後の留学プログラムへの応募に影響が出る場合があります。応募する前に、十分に今後の学習計画等を検討するようにしましょう。

Q:協定校の語学要件の「各部」とは何ですか?

A:各部とは、Reading・ Listening・ Writing・ Speakingの各セクションのことを指します。この指定があるところは、各部まで要件を満たさないと出願が認められません。

Q:協定校の語学要件にある「英語B2」とは何ですか?

A:CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でのレベルを指しており、IELTSの場合はスコアシートに表示されますが、TOEFL iBTの場合は表示されないため、こちらを参照してください。

Q:協定校の語学要件に「英語」しか書かれていない場合はどうなりますか?

A:この場合は、TOEFL iBT72/IELTS5.5が適用されます。ただし、より高いスコアを目標にされることをお勧めします。

Q:学内応募にMyBestスコアは使えますか?

A:学内応募最低要件であるTOEFL iBT72にMyBestスコアは使えません。ただし、協定校への出願時には認めているところと、そうでないところがあるので、事前に協定校に確認してください。特に英語圏では認めていないケースが多いので注意が必要です。

Q:学内応募にTOEFL iBT Home Editionのスコアは使えますか?

A:はい、使えます。ただし、協定校への出願時には認めているところと、そうでないところがあるので、事前に協定校に確認してください。また、接続トラブルの話もよく聞くので、受験日は余裕を持つようにしてください。

Q:TOEFL iBT 72はTOEFL ITPでいうところのどれくらいですか?

A:TOEFL iBTはSpeakingとWritingの試験も含まれるため一概に言い切ることはできませんが、2006年にETSが発表したTOEFL PBT(ITPはPBTの過去問を団体受験用に再編成したもの)との相関表によると、およそ527~547点と言われています。

Q:応募する人はどれくらいの英語力がありますか?

A:個人差があります。IELTS5.5で応募した学生が条件付き推薦となった後に、IELTS7.0までスコアを上げたケースもあるため、学内応募要件を満たしている場合は、まずは応募してみることをお勧めします。

Q:TOEFL iBTとIELTSはどうやって申し込みますか?

A:個人申し込みです。インターネット経由でお申し込み下さい。

Q:TOEFL iBTとIELTSの違いは何ですか?どちらがいいですか?

A:両方とも読む・聞く・書く・話すの4技能を測る試験です。TOEFL iBTはインターネット受験で、IELTSはペーパー受験とコンピューター受験とがあります。また、TOEFL iBTはスピーキング試験がマイクに向かって話すスピーチ形式なのに対し、IELTSは面接官との対話形式という違いがあります。詳しくはそれぞれのHP等を確認してください。また、図書館で問題集を借りる等して比較してみましょう。
なお、どちらが有利ということはありません。協定校ではどちらも受け付けているところがほとんどなので、自分に合う方を受験しましょう。

Q:IELTSはGeneralとAcademicどちらを受験すればいいですか?

A:Academicモジュールを選んでください。

Q:IELTSを京都大学で受験できると聞きました。どこで申し込みができますか?

A:こちらより日程確認と申し込みができます。コンピューター受験を選ぶと最短3営業日で結果がわかります(あくまで最短なのでこれよりかかる場合もあります)。

Q:学内応募時にスコアレポートが届かない場合はどうすればいいですか?

A:ウェブ結果画面のスクリーンショットでも受け付けています。その場合は、必ず氏名・受験日・Appointment No.(TOEFL iBTの場合)またはTest Report Form Number(IELTSの場合)が入るように撮って下さい。協定校へ出願する際にはスクリーンショットは使えませんので、必ずテストレポートは入手してください。

Q:英語以外の語学で留学する場合、公式スコアがないと応募できませんか?

A:英語以外での留学を希望する場合(中国語・仏語・独語など)、教員による語学力証明書(様式3-1)でも学内応募は受け付けております。その言語を教えておられる先生に限らず、その言語能力を測って頂ける先生に書いて頂いても構いません。ただし、協定校への出願時は公式スコアが求められる場合もありますので、事前に協定校へ確認してください。

Q:「語学要件なし」となっている協定校の場合、語学力証明書の提出は不要ですか?

A:学内選考では、何かしら現在の語学レベルがわかるものを提出する必要がありますので、英語の場合はTOEFL iBTまたはIELTSのスコアを、英語以外の場合は公式スコアもしくは教員による語学力証明書(様式3-1)をご準備下さい。

Q:条件付き推薦となった場合、いつまでにスコアを達成する必要がありますか?

A:協定校出願締切の約3か月前としています。協定校の出願締切は協定校のHPや協定校資料でご確認下さい(Application Deadlineと記載があります)。一次募集の春学期出発と、二次募集の秋学期出発の場合、学内選考結果通知から出願までの期間が非常に短い場合があります。そのため、結果通知を受けてから試験対策を始めていると間に合わない可能性があるので、応募段階で条件付き推薦になることがわかっている場合は、結果待ちの間も試験対策を続けておき、結果通知と同時に受験できるように計画をしておくのが良いでしょう。なお、TOEFL iBTとIELTSは、学内選考結果通知時点で既に協定校出願締切の3ヶ月前を切っている場合、最低でも1回は再受験できるようにスコア達成締切日を調整しています。

Q:条件付き推薦でスコア達成が出来なかった場合、他の大学に変更できますか?

A:変更できません。結果通知に記載されている大学に必ず出願して下さい。応募前に、ご自身の語学力と協定校の語学要件とを比べて、達成可能な範囲かどうかよく検討するようにして下さい。

Q:条件付き推薦でスコア達成が出来なかった場合、複数スコアの組み合わせは可能ですか?

A:不可です。

Q:指導教員がいない場合、推薦書はどうすればいいですか?

A:所属学部の教務担当掛にどの先生にお願いすれば良いか尋ねてみましょう。担任の先生やアドバイザーの先生が該当することが多いようですが、学部によっては専任の先生を置かれているところもあるので、確認してください。

【交換留学編】留学中の学修・生活について

Q:留学先ではどのような科目を受講できますか?

A:交換留学生を対象とした科目は、協定校のHPや協定校資料で確認できます。”Course Restrictions“などの項目で、交換留学生には不開講の科目リストを載せている大学もありますので、必ず確認して下さい。特に、医学・歯学・薬学・建築・経営など、実習を伴うような専門職育成のコースは不開講とされていることが多いので、よく確認しましょう。コースリストを見ても、自分が希望するコースが受講可能かどうかよくわからない場合は、協定校に直接問い合わせてください。

Q:留学先で研究指導は受けられますか?

A:協定校によります。研究は修士以上としているところも多く、ご自身で派遣先大学の指導教員を探さなければならないケースも多いです。まずは協定校に交換留学生の身分で研究が可能かどうか確認してみましょう。

Q:留学先の住まいはどうなりますか?

A:協定校によって異なりますが、寮に住む学生が多いです。ただし、寮が確約されているところもあれば、先着順・抽選など確約不可としているところもあるため、予め協定校のHPや資料で確認しておきましょう。寮に入れなかった場合は、個人で住居を探すことになりますが、多くの場合、協定校が物件情報を紹介してくれます。または、学生同士によるFacebookコミュニティでシェアメイトを探すケースもあります。渡航前に個人契約をすることは、トラブルになることも多いので、極力避けるようにし、出来る限り協定校の紹介を利用するようにして下さい。近年、留学生をターゲットとした不動産詐欺も発生していますので、紹介先が信用できる不動産会社で申込を行う等、慎重に対応してください。住居の申し込みは出願時もしくは受入決定時後になることが多いですが、この限りではない協定校もあるため、住居の種類・家賃・前金・契約期間・キャンセルポリシー・申し込み時期など、情報収集は早めに行っておきましょう。

Q:交換留学の費用はどれくらいですか?

A:交換留学は授業料不徴収となるため、協定校の授業料は免除されますが、京都大学の授業料は引き続き納める必要があります。また、留学先での生活費は自己負担となりますので、欧米で年間約200~300万円程(半期であればその半分)を見ておくと良いでしょう。アジア圏はこれより低くなる傾向にあります(シンガポール、香港除く)。ただし、個人のライフスタイルや都市部か郊外かなど、住む場所によっても大きく変わってきますので、あくまで目安にしてください。また、協定校のHPや資料では、”Living Cost“や”Estimated Cost”といった項目で現地の生活費の目安を公開しているところもありますので、参考にしてください。

【交換留学編】その他

Q:協定校に直接質問することは可能ですか?

A:はい、可能です。連絡先は協定校資料の”Inbound”もしくは”Incoming”の担当者欄を参考にしてください。メールをする時は、「京都大学からの交換留学を希望している」ということを伝えるようにして下さい。できれば留学希望時期も伝えておくと良いでしょう。挨拶や氏名も忘れず記載し、最低限のマナーは守るようにしましょう。

Q:協定校からなかなか返信が来ないのですが、どうすればいいですか?

A:協定校からすぐに返信が来ないことは珍しくないので、一週間は待つようにして下さい。それでも返信が来ない場合は、件名に”Friendly Reminder”と付けて、督促してみてください。協定校への問い合わせは余裕を持って行うようにして下さい。

Q:なぜ留学先の保険と日本の保険の両方に入らないといけないのでしょうか?

A:京都大学の大学間学生交流協定による交換留学では、出国から帰国までをカバーする治療費・救援費無制限の海外旅行保険への加入を義務付けています。一方で、協定校でも指定の保険に加入するよう指示される場合があります。協定校指定の保険は、渡航先国内での事故や病気を想定しているため、フライト中は対象外となることや、救援者の補償やアシスタンスサービスが無いことが多く、補償内容の重複如何を問わず両方に加入する必要があります。

Q:ビザ申請の相談はできますか?

A:ビザ申請については、当課で判断できかねますので、個別にお調べ下さい(協定校から指示が入る場合もあります)。

Q:留学中の携帯や、今住んでいる下宿先はどうすればいいですか?

A:家電量販店や不動産店舗に相談する等して、個別にお調べ下さい。

【短期留学プログラム編】

Q:短期留学とはどんな留学ですか?

A:夏休みや春休み等を利用して参加することができる概ね2週間~4週間程度の留学です。京都大学では、英語語学学習を主な目的とするプログラム、異文化理解・現地語学習・現地学生との共同学習を主な目的とするプログラム等、多種多様な短期プログラムを企画・実施しています。交換留学等の中・長期留学への最初の一歩、足掛かりとして参加する学生も多いです。

Q:京都大学ではどのような短期プログラムがありますか?

A:本海外留学ポータルサイトの留学プログラムのページに掲載されていますので、確認してみてください。

Q:短期プログラムの情報はどこから得られますか?

A:本学に届いた短期プログラムの情報は、国際教育交流課のLINEアカウントを友だち登録しておくと、募集開始時に通知が届きます。また、本海外留学ポータルサイトの留学プログラムのページにも掲載されています。

Q:短期留学プログラムに参加して単位を取得できますか?

A:原則不可ですが、全学共通科目の一環として実施している短期派遣プログラム(キャリア形成科目群「多文化教養演習:見・聞・知@~」や「海外実地セミナー:~」は、要件を満たせば単位が付与されます。

Q:費用はどの程度かかりますか?

A:参加するプログラムによって様々です。本学のプログラムの場合、英語語学研修参加には100万円程度(プログラム費用+渡航費+現地での生活費)、「多文化教養演習:見・聞・知@~」はプログラムによって15万円~30万円程度です。為替の状況によって変動しますので、各プログラムの説明会に参加する等して、最新の情報を収集してください。なお、プログラムによっては、本学から参加費補助が出るものもあります。

【留学のための奨学金編】

Q:海外留学奨学金の募集はいつ頃始まりますか?

A:募集元によって募集時期は様々ですが、交換留学に向けた奨学金は例年10月頃から、翌年度中に留学を開始する学生を対象として開始され、学位取得目的の正規留学に向けた奨学金は例年4月頃から、翌年度中に留学を開始する学生を対象として開始するケースが多いです。(例:2025年4月に募集開始する奨学金は、2026年度中に開始する留学が対象)

Q:海外留学奨学金にはいつ申し込めば良いですか?

A:多くの奨学金は、翌年度内に留学を開始する(留学に出発する)学生を対象として募集されるため、留学する年度の前年度中に募集を開始する奨学金に申し込む必要があります。従って、留学に出発する1年~1年半前には応募の準備が必要、と考えてください。ただし、全ての奨学金がこの限りではありません。

Q:奨学金は返済不要ですか?

A:本海外留学ポータルサイトの海外留学のための奨学金のページに掲載されている奨学金は全て給付型で、返済不要です。

Q:二つ以上の奨学金を併給(同時に受給)することはできますか?

A:海外留学奨学金の多くは、他の海外留学のための奨学金との併給を禁止しています。しかし、在籍大学から支給される奨学金や、国内での勉強のための奨学金との併給は可とする財団もありますので、募集要項等で確認、又は所属学部・研究科教務担当掛又は国際教育交流課に問い合わせください。

Q:「大学を通じて応募する奨学金」とはどういう意味ですか?

A:大学からの推薦が必要な奨学金です。学生が直接、募集元へ応募することは認められません。応募書類の提出先は所属学部・研究科の教務担当掛となるため、学内締切は募集元の締切より前の日程で設定されます。希望する奨学金がある場合は、まず学内締切を所属学部・研究科の教務担当掛に確認しましょう。なお、大学推薦には学内選考が実施される場合があります。

Q:応募資格などについて質問したい場合は、財団へ直接連絡しても良いですか?

A:大学推薦が必要な奨学金は、学生から直接財団へ連絡することは控え、所属学部・研究科の教務担当掛に尋ねるか、国際教育交流課にご連絡ください。個人応募の奨学金は直接財団へ問い合わせても結構です。

Q:交換留学の学内選考結果が出ないうちに、奨学金を申し込んでも大丈夫ですか?

A:はい、奨学金の応募締切は前述の通り早くに設定されますので、京都大学での学内選考の日程に関係なく、奨学金応募を進めてください。奨学金願書等に留学先大学や履修する科目等について記入する場合もありますが、ご自身の留学計画を記入すれば結構です。ただし、奨学金願書に記載のない大学への留学となった場合は、奨学金が支給されない場合もありますので、ご注意ください。

Q:語学留学でも応募できる奨学金はありませんか?

A:国際教育交流課が紹介している留学奨学金で語学留学のみを対象としたものはありません。

Q:JASSO(協定派遣)にはどうやって応募をしますか?

A:JASSO(協定派遣)の公募はしていません。出発年度に京都大学がJASSOに採択された場合に限り、交換留学の学内選考を通過した方全員に、春学期出発は9月頃、秋学期出発は4月頃に希望聞き取りのメールを送ります。希望者多数の場合は、学業成績と家計基準に応じて、申請者を選抜します。詳しくは、交換留学説明動画でも紹介していますので、ご確認ください。なお、当課より紹介するJASSO(協定派遣)は大学間の交換留学限定の奨学金となりますので、部局間の交換留学については、別途ご自身の所属学部・研究科の教務担当掛にて、採択されているプログラムがあるかどうかご確認ください。

Q:トビタテ!留学JAPANにはどうやって応募をしますか?

A:国際教育交流課のLINEアカウントを友だち登録しておくと、募集開始時に通知が届きます。所属学部・研究科により締切が異なりますので、まずはKULASISで所属学部・研究科毎の締切や注意事項を確認して下さい。

Q:奨学金はどれくらいの人が貰うのですか?倍率はどれくらいですか?

A:交換留学に行かれる方のおよそ6割程度の方が何かしらの給付型奨学金を受給しています。倍率は、奨学金の種類や年度によって大きく異なるため、一概には言えないところがあります。受給の機会を増やせるよう、出来るだけ多くの奨学金に応募されることをお勧めします(併願不可・応募後の辞退不可の奨学金にご注意ください)。

Q:京都大学独自の海外留学のための奨学金はありますか?

A:京都大学安藤忠雄国際奨学金国際教育プログラムを実施しています。詳細は、各サイトを確認してください。